博論完成
日本に出す博論が完成しました。
見直しに結局二週間近くかかってしまい、はや三月半ば過ぎ。
日曜日には完全に終わって全体を印刷したものの、注で原文を引用し忘れている
箇所を発見。プラトンの『パイドン』のある箇所のギリシャ語を参照するため、
久々にBNF(フランス国立図書館)へ。
急いで自宅に戻り、追加により影響を受けた20頁ほどを再印刷。
400字詰め原稿用紙に換算すると960枚ぐらい。一頁あたり詰めて印刷するとそんなに厚みは無い。
郵便局に送りに行こうとおもい、先日別件で買ったクッション(プチプチ)付きの封筒にいれようとしたら、入らなかった。
仕方なく近くのスーパーに行き、一番大きな封筒を買い、郵便局へ。本当はファイルをメールで送り日本で印刷してもらうのが一番ローコストなのだが、特殊フォント(ギリシャ語とヘブライ語)を使用している箇所があるのでどうしても印刷したものを自分の目で、手に取って確かめたい。
なので印刷してから送ることにしました。しかし製本にかかる日数等も考えると、それ程余裕もない。結局、一番早く届くクロノポストで送る事に。
高いんだこれが。やや重いので87、13ユーロ(!)。日本からだったらもっと安く国際速達で送れるのに。。より安いサービスの登場を期待したい。郵便業の自由化の噂もニュースで流れてたけど、多分ないだろうなー。まあ、今後の人生を左右するぐらい重要な「書類」なのでこれぐらいは必要経費だ。発送は、フランス時間2008年3月17日、17時15分です。日本には、早ければ四日後ぐらいに着く筈。
窓口はプライタ郵便局ではおなじみのこの方↓。よく見るけど窓口であたるのは久々かも。
という訳で日本に提出する博士論文の執筆自体は終わりました。後はpppさんに製本と提出をして頂いて、GW明けに口頭試問をするのみです。pppさん、宜しくお願いします。
全部で三部立て、7年間の研究成果はとりあえず形になりました。今やっている哲学者におけるこのテーマでは一応論じ尽くしたつもり。別の思想家なり哲学者にも対象を広げ、概念史にするとやる事は膨大に広がる。それが見えただけでも大きな収穫としよう。
あとはフランスでの博論を残すのみ。こちらは同じ哲学者でテーマを少し「延長」します(詳論は割愛)。あと一年半で書けるように計算して。留学生活も完全に後半戦だ。
日本には四月二八日から五月二八日まで滞在します。口頭試問の翌週には学会発表。できれば学プロを観戦、あとHWWA全面協力の「ガチボーイ」も見たい(まだやってるかな)。プロ研のモットー「インチキ万歳」がどう反映されてるか、楽しみ。時間ある方遊びましょう。
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